2021年3月7日に行われたB.LEAGUE B1リーグ第26節GAME2、アウェイで富山グラウジーズと対戦した千葉ジェッツ。
試合は残り0.2秒までわからない展開の中、ギャビン・エドワーズ選手のブザービートが決まり、千葉が劇的勝利した。
この試合19得点の活躍を見せた千葉の佐藤卓磨選手に試合後に話を聞くと「点数は決められたがほぼキャッチアンドシュートで、チームメイトのおかげで打てた。シンプルにバスケができてよかった。」と振り返ってくれた。
今シーズン、さらなる飛躍を求めて強豪・千葉ジェッツに移籍した。
「出た時に結果を出すことがプロの仕事」だが、「厚い選手層の中で、以前よりパフォーマンスがプレータイムに影響をする」ようになった。佐藤選手はあえて高いレベルに身を置くことを選んだのだ。
そのために「自分の仕事に徹する。富樫勇輝選手をはじめ素晴らしい選手がたくさんいるので、自分がどういう持ち味を出すか考えることができている。」と、佐藤選手自身が千葉での挑戦で成長を感じている部分を明かしてくれた。
移籍前、もちろんプレータイムは保証されていなかった。それでも現在、佐藤選手はスターターとして活躍を続けている。本人の努力と日々のプレーで掴んできている結果であり、すでに千葉の中心選手の一人だ。日々の練習から日本を代表する選手たちとしのぎを削る。様々なことを吸収しては、日に日に成長を遂げているのだろう。
現在、千葉は東地区2位につけている。念願のB.LEAGUE制覇を目指す中で、今後も佐藤選手の活躍が鍵となる。
佐藤選手はチャンピオンシップへ向けて課題を2点挙げた。
「自信を持ってシュートを打ち切ること」
「相手のエースや得点源に対しマークに付くことが多いが、ここ数試合やられてしまっていることが多い。そのディフェンス面を完璧にしたい。」
確かな手応えと生まれてきた自信。そして目標に向け迷いのないまっすぐな眼差し。取材に答えてくれた佐藤選手の表情がとても印象的だった。さらなる飛躍を期待したいと思う。
