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もっとアグレッシブに情熱的にエモーショナルなプレーを 横浜エクセレンス ヘッドコーチ ジョゼップ・クロラス・カナルス balltrip MAGAZINE(ボールトリップマガジン)

もっとアグレッシブに情熱的にエモーショナルなプレーを 横浜エクセレンス ヘッドコーチ ジョゼップ・クロラス・カナルス

9月18日、B3リーグの横浜エクセレンス(以下・横浜EX)はB2リーグのアルティーリ千葉(以下・A千葉)をホームに迎えてのプレシーズンゲームに臨んだ。

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相手はB1昇格を目指す格上、A千葉。序盤からA千葉が得点を重ね、1クォーター終了時点で2-30と大幅なリードを許す。2クォーターに入ると徐々に横浜EXも得点が生まれ、21-47で前半を折り返した。後半に入ってもA千葉をなかなか止めることができず、62-97と大敗した。今シーズンから就任したジョゼップ・クロラス・カナルスヘッドコーチ(以下・HC)は、試合後に「全選手が揃ってからフルラインナップで練習できたのはまだ6回だけ。もっともっと練習しないといけない。まだ新しい外国籍選手はチームメイトの名前を覚えきれていない状態だ」と明かした。お互いの長所、短所を理解しケミストリーを高めていくのはまだこれから。

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今シーズンからは、昨シーズンまでヘッドコーチとゼネラルマネージャーを兼任していた石田剛規氏がゼネラルマネージャー(以下・GM)に専任し、新たにクロラスHCを迎えた。過去にはライジング福岡(現・ライジングゼファー福岡)、秋田ノーザンハピネッツ、男子メキシコ代表、男子バーレーン代表など様々なクラブやナショナルチームで指揮を執ってきた。最近では、8月から9月にかけて開催されたFIBAバスケットボールワールドカップ2023で男子アンゴラ代表を率いた。

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石田GMは、「まずは秋田のようなカルチャーを築きたかった。そしてB2昇格のためには何よりもディフェンスから。強度の高いバスケットボールを」とクロラスHCを招聘した。練習もハードなディフェンスから徹底的に行っているという。

今シーズン、心機一転、京都ハンナリーズから加入した小澤智将は、「HCのバスケットを学んでみたいなと思った。自分も本当に色々なヘッドコーチのもとで経験しているが、その中でも1、2を争うくらい厳しいコーチだ。B3リーグ優勝とB2リーグ昇格という明確な目標に向かえる」と、移籍を決めた。

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横浜EXで7チーム目。気が付けばジャーニーマンになっていた。「前のチームはOKだったことがここではダメということも多々ある。その中でも使えるアイデアは自分の引き出しの中にあると思う。うまくチームと融合させたい」と決意を語る。

クロラスHCは、ワールドカップでフィリピンや中国とも対戦。アンゴラはフィリピンに勝利。パリオリンピック出場のためにアジア1位を目指していた日本にとっては、アンゴラの勝利は大きなものだった。また前述の通り、これまで日本でのコーチ経験もあり、日本、アジア、世界のバスケットボールをよく知る人物だ。

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「ここ数年ですごく日本のバスケットボールは成長したと思っている。その大きな理由は、Bリーグが成長したということ。Bリーグは各チームの力の差が少ないというか、どのチームも強度が高い。そういうリーグは世界を見てもあまりない。そういう積み重ねがあって、日本代表も今回のワールドカップでいいパフォーマンスができたのだろう。日本人はサイズがないので世界と戦うのは難しい部分はあるが、そういった弱点をちゃんと克服し細かい部分を突き詰めて様々なサイズの選手と対戦すること。バスケに関わらず、細かいことが得意で、バスケだと速いしハードワークもする。次のオリンピックでは、いいサプライズを起こせるだろう」と、笑顔を見せた。

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今シーズンは「B2昇格」とそれぞれが口を揃えるが、指揮官は「口だけにならないこと」と指摘していた。本気でB2昇格を目指すためには、「みんながアグレッシブさを出し、もっと情熱的にもっとエモーショナルなプレーを。それぞれ助け合うチームを作りたい」と抱負を語った。22日には第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会2次ラウンド、大阪エヴェッサ戦が控えている。早速、休日返上で練習が行われることになった。

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経験豊富な新指揮官のもと、横浜EXのB2昇格を目指す新たな戦いが幕を開けた。

文:木村英里
写真:濱田茉里

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