World University Basketball Series 第2回大会
8月10日から13日にかけて東京都渋谷区にある国立代々木競技場第二体育館で開催された「Sun Chlorella presents World University Basketball Series(WUBS)」。この大会は、アジアの大学バスケットボール界がより高みを目指すために、昨年に新設された国際バスケットボール選手権大会である。記念すべき第一回大会には、東海大学(日本)、ペルバナス・インスティテュート(インドネシア)、国立政治大学(チャイニーズタイペイ)、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)の4大学が出場した。今年は、新たに白鷗大学(日本)に加えて高麗大学校(韓国)、シドニー大学(オーストラリア)、ラドフォード大学(アメリカ)と、計8大学が参加した。
初日にはエキシビジョンゲームも行われ、ディフェンディング・チャンピオンであるフィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学と2023年度 WUBS日本学生選抜チームが対戦した。試合終盤まで接戦を繰り広げたが惜しくも日本学生選抜が1点差で敗戦となった。
東海大学は初戦で国立政治大学と対戦。終始追い上げる展開が続き、最終第4クォーターで追い上げを見せるも逆転することは叶わなかった。翌12日に行われた高麗大学校との試合に勝利後、#0黒川虎徹は「初戦では相手のカウンターを受けオフェンスフォーカスになってしまったのでマインドチェンジをした。改めて自分たちがどういうチームかというのを考えてアグレッシブにディフェンスをした」と振り返っていた。最終日にはペルバナス・インスティテュートと5位決定戦を戦い、100点ゲームの圧勝。東海大学は5位で大会を終えた。
一方、白鷗大学は、初戦でペルバナス・インスティテュートと対戦し48点差をつける大勝。準決勝では第一回王者のアテネオ・デ・マニラ大学と対戦、#88佐藤涼成が10得点の活躍でチームを牽引し勝利に導き決勝へと駒を進めた。そして大会最終日に行われた決勝では、東海大学が初戦で敗れた国立政治大学と顔を合わせた。試合序盤からリードを許した白鷗大学は、後半に追い上げを見せるものの敗戦。残念ながら初優勝は叶わなかった。
白鷗大学#2脇真大はWUBSでの試合を経て、「自分のペイントタッチは通用するなと感じたが今日決めきれなかった部分が課題。(海外の選手たちは)自分たちよりサイズがあり、もっともっとフィジカルに戦っていかないといけないと感じた。日本と海外は高さ、身体能力が特に違うと思った」と感想を述べた。白鷗大学の網野友雄部長兼監督も大会前、「日本代表に入らずとも海外の選手と対戦できることは貴重」と語っていた。白鷗大学、東海大学ともに今大会でアジアの強豪と対戦した経験をぜひ今後へ繋げてもらいたい。
大会を終えた最終順位
優勝 国立政治大学(チャイニーズタイペイ)
準優勝 白鷗大学(日本)
3位 ラドフォード大学(アメリカ)
4位 アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)
5位 東海大学(日本)
6位 ペルバナス・インスティテュート(インドネシア)
7位 高麗大学校(韓国)
8位 シドニー大学(オーストラリア)