ポイントガードとして出来は悪くない アルバルク東京 テーブス海 balltrip MAGAZINE(ボールトリップマガジン)

ポイントガードとして出来は悪くない アルバルク東京 テーブス海

アルバルク東京(以下・A東京)は、開幕からの9試合を8勝1敗で終え、東地区首位で迎えた第6節は東京ダービー。11月3日、アリーナ立川立飛でサンロッカーズ渋谷(以下・SR渋谷)とのGAME1に臨んだ。

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以前、A東京を率いていたルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチが、今シーズンからSR渋谷の指揮を執っている。またSR渋谷へ移籍した#13田中大貴との再会にも注目が集まった。

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GAME1、#11セバスチャン・サイズが19得点、#22ライアン・ロシターが14得点と活躍し88-64と快勝したA東京は、連勝を6に伸ばした。

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A東京のデイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(以下・HC)は、GAME1終了後の会見で、「高い集中力の結果だ。オフェンスもディフェンスも非常に良い形で入れた。選手たち一丸のエネルギーレベルと、ディフェンスのディフレクションなど数字には表れないところの積み重ねだ」と振り返った。

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開幕から9試合の平均失点は60.2、第3節のファイティングイーグルス名古屋戦以降、前節の京都ハンナリーズ戦まで失点を60以下に抑えていた。リーグトップのディフェンス力はこの日も健在。64失点と強固なディフェンスが光った。完成度の高いディフェンスが今シーズンのA東京の象徴とも言える。

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しかしアドマイティスHCは決して満足していない。「前半の終わりなどミスがあり、連続得点を許してしまった。そういった部分はなくさなければいけない。オフェンスリバウンドもかなりとられた(この試合SR渋谷のオフェンスリバウンドは11本)。オフェンスリバウンドからのプットバックポイントをとられると我々のやりたいディフェンスが機能しないと思う。ミスから点数を与え点差が縮まったシーンもあった。今日の試合に関しては、オフェンス面で早いペースでプレーすることはできたと思うが、ポイントガードはしっかりペースをコントロールすること。今後もディフェンスをもっと強化したい」と、40分継続し更に質を高くプレーすることを求めた。

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また、今シーズンから加入した#3テーブス海は、「一緒にプレーするメンバーのレベルが高く、やりやすい。コーチ陣も役割を明確に伝えてくれるので迷いなく集中ができている。勝率も良いし試合の内容も良い。ポイントガードとして出来は悪くない」と、笑顔を見せた。

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同じく今シーズンからA東京に加入した#0橋本竜馬の存在も大きい。「落ち着きやゲームコントロール力、彼の経験から学ぶことが多い。特にチームのまとめ方などは練習から見習いたい」と語る。かつて在籍した宇都宮ブレックスでは優勝を経験、昨シーズンは滋賀レイクスで降格を経験している。1998年9月17日生まれの25歳。ここまでスターターとして出場を続けている。自身の経験に加えて、更に経験豊富なベテランや新たなチームメイトと環境から刺激を受ける今シーズン。これまで以上に大きく飛躍することだろう。

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A東京は、4日もアリーナ立川立飛でSR渋谷と戦う。ティップオフは15時5分。7連勝なるか注目だ。

文:木村英里
写真:佐渡一翔

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