また同じユニフォームを着てプレーを アルティーリ千葉 大塚裕土 熊谷尚也 balltrip MAGAZINE(ボールトリップマガジン)

また同じユニフォームを着てプレーを アルティーリ千葉 大塚裕土 熊谷尚也

9月10日、川崎市とどろきアリーナで川崎ブレイブサンダースとのプレシーズンゲームに臨んだアルティーリ千葉。

B1、B2リーグの垣根を越えた一戦は、開始早々#27熊谷尚也が昨シーズンまで所属していた川崎相手に得点を決めると、#24大塚裕土も続いた。しかし2クォーター、川崎の新加入、#25ロスコ・アレン、#12野﨑零也、#37飯田遼などの得点により点差が開く。後半、4クォーターには熊谷の連続得点などで追い縋るも詰めきれず。76-81で敗れたが、手応えもあった。

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アンドレ・レマニスヘッドコーチは、「ポジティブな学びが多かった。以前川崎と対戦した時は、圧倒されてターンオーバーも多くしてしまい、かなり試合を支配された。今回はプレッシャーに対応もできた。18点ビハインドになっても、いいボディランゲージでポジティブに声を掛け合いチームで団結し解決策を見出せていた。17本のターンオーバーなど課題もあるし、2クォーターは5点しか取れなかった。チームとして改善していきたい」と試合を振り返った。

今シーズン新加入の熊谷は、新天地への移籍について、「オファーをいただいてすぐに大塚さんに連絡し、食事をしたり色々と話を聞かせてもらったりして、さらに魅力のあるチームだなというのを感じた。やっぱり大塚さんの存在というのは、決断する上できっかけになった部分はある」と明かした。大塚の移籍後も交流は変わらず、食事へ行ったり連絡を取り合ったりしていた。そんな熊谷とのプレーについて大塚は、「川崎に一緒に入団したときから連携で何か合わないかなと思ったことはなくて、いつも通り今まで一緒にプレーしてきた関係という感じ。また同じユニフォームを着てプレーしても特に違和感はない」と語った。

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大塚は、昨シーズンのB2リーグプレーオフ準決勝で長崎ヴェルカに敗れ、惜しくもあと一歩のところでB1昇格の夢は果たせなかった。今シーズンにかける想いは強い。「昨シーズンはやるべきことはやったけれど結果がついてこなかった。過程には自信があった。長崎戦で敗れてロッカールームに戻った時から、来シーズン昇格するにはしっかりやらないと、というマインドになった。チームがレベルアップするためにキャプテンとしてどう行動していくか。今年はいいメンバーも入り、練習からしっかりコミュニケーションをとり、うまくいかないこともなぁなぁにせずいいものにしようと心掛けている。また東地区で連覇して全体1位でプレーオフに進みたい」と、静かに意気込んだ。

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A千葉は、次週18日に横浜エクセレンスとのプレシーズンゲームが予定されている。今シーズンこそB1昇格を胸に、新シーズンの挑戦は既に始まっている。大塚と熊谷が再び共に戦うことは、川崎ファンからしてもうれしいことだろう。二人が共にB1昇格という目標を果たし、またB1リーグの舞台に戻ってくる日を心待ちにしたい。

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文:木村英里
写真:濱田茉里

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