「優勝するために来た」ハンター コートが語る徳島ガンバロウズの“渦”

「僕たちは優勝するために徳島に来ました」

そう語るのは、B3リーグの徳島ガンバロウズでキャプテンを務めるハンター コートだ。レギュラーシーズンは最終節のトライフープ岡山戦を残すのみとなった。その翌週には、いよいよプレーオフが始まる。

4月11日、12日に行われた立川ダイス戦は連敗を喫した。それでも、追いかける展開の中で、コート上では仲間を鼓舞する姿が印象的だった。「パッションを出してみんなに伝えるタイプなので、情熱は隠しません」

そんなハンター コートは、今シーズン、小林康法ヘッドコーチ(以下HC)と共に徳島へ移籍してきた選手の一人だ。指揮官からの信頼も厚い。
「コート内外問わず常に前向きで、みんなを笑顔にするよう、リーダーシップを発揮してくれるナイスガイです。特に外国籍選手と日本人選手の架橋になって、チームを1つにしてくれます。岐阜スゥープスの時とバスケットの役割も少し変わりましたが、もがきながらもやり続けられる、いいメンタルを持っています。キャプテンとしても成長していますし、信頼しています」
小林HCの言葉からは、その期待値の高さが伺えた。

ハンター コートは、「(小林HCは)選手の意見も聞いてくれます。選手も意見を出して、全員でチーム作りをしていて、そういう環境を作れるように取り組んできました。コート内外で、外国籍選手と日本人選手がお互いの文化や性格を理解することを大事にしました」と話す。
そうして築いてきた関係性が、プレーオフ目前の今、チームの成長につながっている。
「全てHCに任せるのではなく、自分たちで関係性を構築してきたからこそ、チームとして求めることも厳しいことも言い合えます。今、夏から取り組んできたことを証明できるチャンスなんだと思います」

自身のキャリアを振り返り、レギュラーシーズン終盤にプレーオフを意識した戦いができる今を、充実した時間と捉えている。
「僕たちは優勝しに来ました。優勝に向けてまだまだ取り組むことはあるし、まだまだ足りないことがあります」
貪欲にチームの成長のきっかけを探している。

その視線は、すでにプレーオフの舞台へと向けられている。
「プレーオフは、夏から取り組んだチームの繋がりや一貫性、一丸となって戦うことがすごく大事になってくると思います。徳島はそういうチームだと証明したいです。優勝できるかどうかは、そこにかかっています。自分たちには、その力があると信じています」
選手だけでなく、スタッフ、そしてファンも巻き込みながら、徳島は一つの渦となって戦う。

文:木村英里
写真:佐渡一翔

関連記事一覧