川崎ブレイブサンダース〜NICK THE LAST〜 シーズン開幕
Bリーグ2023-24シーズンの開幕戦、川崎ブレイブサンダース(以下・川崎)と三遠ネオフェニックス(以下・三遠)の試合が、10月7日、川崎市とどろきアリーナで行われた。
前半、46-52とリードを許し折り返した川崎。後半、4クォーターには新加入の#20トーマス・ウィンブッシュが得点を重ね追い縋ったものの、三遠に連続で得点を決められ逆転はならず。75-86で敗れた。
試合後、会見に臨んだウィンブッシュは、「自分たちがうまく行かない時間が続き、不必要なターンオーバーをしてしまい流れが掴めなかった。ターンオーバーが続いた時は、一つにまとまってやろうとチーム内で話し合った。僕や#25ロスコ・アレンは新加入でまだ慣れていない部分も多い。その中で、お互いを信じることが大事。信じているよという言葉を伝えあったり、自分も信じてもらえるように練習から励んだりしたい」と語った。
長いシーズン、関係構築に加えて、日本のバスケットボールに早く慣れることも求められる。川崎のカンフル剤のような選手になることを期待したい。
また、今シーズン限りで引退することを発表している#22ニック・ファジーカス。
例年のシーズン開幕と変わりないファジーカスの姿がそこにはあった。得点力に注目されがちだが、1クォーターから見せてくれた鋭いタッチダウンパスなどパスセンスもファジーカスの魅力だ。
この日、NICK THE LASTグッズ第一弾となるロゴ入り、グラフィック入りのTシャツやフェイスタオルなどが販売され、早速身につけたファンが声援を送った。
東芝時代から応援を続けるファンの方に話を聞いた。
「来日当初、めちゃくちゃ点を取ることにびっくりしました。気が付けば、強いチームに導いてくれて。応援した時間の中にずっとニックがいる気がします。ニックと一緒にBリーグで優勝したいです」
そう、強く語ってくれた。ファジーカスのプレーを、挑戦を目に焼き付けたいところ。まずは、開幕節、連敗するわけにはいかない。8日に行われるGAME2で勝利を掴みたい。
ファジーカスが仲間とファンと共に挑む、最後のシーズンがついに幕を開けた。