バスケットボール男子日本代表デビューを飾った川真田紘也(滋賀レイクス)
バスケットボール男子日本代表「AKATSUKI JAPAN」は、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」 Window6をホーム、群馬県にある高崎アリーナで戦い、2月23日に行われたイラン戦、26日に行われたバーレーン戦ともに勝利を収めた。
バーレーン戦後、この試合で日本代表デビューを飾った滋賀レイクス(以下・滋賀)の川真田紘也は、試合後、自身の2得点について振り返った。「今回呼んでもらえて出場できて、得点が取れたことは嬉しい気持ちもある。だからこそもっと得点を取りたいしもっと頑張らなければ」という気持ちにもなった。
代表戦、ベンチにも各クラブを代表するトップレベルの選手たちが集っている。「先輩たちからはもっと落ち着いた方がいいとアドバイスをもらった。見習う部分があった」という。若手選手と言われるが、今回選出されたメンバーには「自分より若い大学生もいた」ことがいい刺激になったこともたしか。
所属する滋賀は、西地区8位と苦しい戦いを強いられている。「今回の経験を活かし、まだまだ22試合あるから大丈夫だぞと、自分からエネルギッシュに働きかけたい。もっと勝ちたいという気持ちを、滋賀に戻ってもしっかり伝えていきたい」と熱く語っていた。
「自分がここまで来られたのは、チームやファンのおかげですごく感謝している。だからこそ次は、ファンへ返すことが目標。今日はまだうまくいかなかったが、成長はできた。試合で得点し、滋賀には川真田紘也がいるぞと思ってもらうこと、勇気や元気を与えられるようなプレーを披露し還元したい」と意気込んでいた。Bリーグでは、有能な外国籍選手が多く来日し日本人ビッグマンの需要は減っているものの日本代表として川真田は貴重な存在である。更なる成長が望まれる。
日本代表は5連勝でアジア地区予選を終えた。フィリピン、日本(沖縄アリーナ)、インドネシアの3カ国で共催される「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023」は、8月25日に幕を開け9月10日にかけて行われる。
昨年大きな盛り上がりを見せたサッカー日本代表の躍進。バスケ界も大きなムーブメントを起こせるか、期待したいところだ。