将来的に海外も含めBリーグ以外でも戦っていけるように 千葉ジェッツ 小川麻斗 balltrip MAGAZINE(ボールトリップマガジン)

将来的に海外も含めBリーグ以外でも戦っていけるように 千葉ジェッツ 小川麻斗

11月9日10日にLaLa arena TOKYO-BAYで行われた千葉ジェッツ対名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。千葉Jは前節の群馬戦から3連勝、開幕からここまで12勝2敗と東地区首位でバイウィークを迎えた。

トレヴァー・グリーソンヘッドコーチはGAME1の終了後、「素晴らしい出だしで、いいディフェンスの中でしっかり集中する雰囲気を作ることができたので良かったです」と微笑んだ。

さらに「ベンチメンバーが質の高いプレーをしてくれたおかげで、試合終盤に主力選手を休ませることができた」と振り返った。
その中の一人、小川麻斗。日本代表キャプテンも勤める富樫勇樹に続くセカンドガードとして、小川は今シーズンのこれまでの平均プレータイムは10分4秒。今節、GAME1は24分21秒、GAME2は18分50秒とプレータイムを伸ばし、存在感を高めている。

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グリーソンHCがいいディフェンダーと語る小川。「バックコートからしっかりボールプレッシャーをかけることができる」と、その実力を認めていた。
小川は「まずコートに出た時は、ディフェンスをやる。そうすればチームにいい流れを持ってくることができます。前からプレッシャーをかけて、相手をそこで止められたらオフェンスにも繋がると思います」と話していた。

小川に、自身の課題について問うと、「小さな体でビッグマンや海外の選手に付くことができれば、将来的に海外も含めBリーグ以外でも戦っていけるのかなと思うので、そのために体を鍛えて、どんな選手にもディフェンスできるようにしなければいけない」と未来を見据えていた。

グリーソンHCは、「最近富樫と小川のコンビをどこまで使えるか探っている」と述べていた。
小川本人も会見の中で「怪我人が増えて人数が少ない中で、ツーガードをする時間帯が増えたと思う。今日は勇樹さんがハンドラーとして楽にプレーができるように、自分もポイントガードとしてコントロールしながらアグレッシブにプレーすることを意識していました」と話していた。2人が一緒にコートに立つ時間が今後どう変化して行くのか、注目していきたい。

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GAME1終了後のインタビューでは、福岡第一高等学校時代のチームメイトで現在はNBAで挑戦しているメンフィス・グリズリーズの河村勇輝のことにも触れ、「河村選手のアシストパスを真似したかったです。チャンスがあったので」と、この日会場を沸かせたアシストについて明かし笑顔を見せた。NBAヘ挑戦している河村から刺激を受け、自身の今後について語る小川は生き生きとしていた。グリーソンHCは、そんな小川のリーダーシップや落ち着きについても評価をしていた。若き司令塔の更なる成長を楽しみにしたい。

文:濱田茉里、木村英里
写真:濱田茉里

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