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混戦の2位争いは岡山が一歩リード 〜B3リーグ 第23節(最終節)GAME1 岡山vs静岡〜

千葉ジェッツの初優勝で幕を閉じたBリーグ2020-21シーズン。

しかし、実はこの週末までまだ熱い戦いが続いているのだ。
2021年6月5日、6日、岡山県津山市にある津山総合体育館で行われているトライフープ岡山vsベルテックス静岡。
B3の2位を争うこの一戦には、B2昇格へのチャンスを掴めるかどうかがかかっている。

B3への昇格は来シーズンは行われず、再来シーズンとなる。そして今シーズンB3の1位アイシンAWはB2ライセンスが交付されていない。つまり、今シーズン2位のチームに昇格のチャンスが巡ってくることになる。

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B3は法人が異なるためその後Bリーグからの承認も必要とはなるが、今シーズン2位に入りこのチャンスを何としても得たいのだ。来シーズンは長崎ヴェルカやアルティーリ千葉など4クラブの参入が決まっていることもあり、さらに熾烈な戦いが待っている。

現在、2位争いは混戦を極めている。6月4日時点で、5月29日に試合を終えた東京エクセレンスを含め、岡山と静岡の3クラブが28勝10敗、勝率0.737で並び争っていた。

今節(第23節)、
岡山2勝の場合・・・岡山2位
静岡2勝の場合・・・静岡2位
1勝1敗の場合・・・東京EX2位 となる。

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迎えたGAME1。このカード、先勝したのは岡山だった。88-81で静岡に勝利しB2へ一歩近付いた。

試合後に岡山を率いる比留木謙司HCは「2位を取るということはクラブとしてはやっぱり自分たちの可能性を増やすという意味では非常に大事だと思う」と、今節の試合の重要性を語っていた。
しかし試合内容は満足いくものではなかった。「(勝敗は)笛が鳴るまでわからなかった。今日に関しては選手たちの集中力など100%ではなかった。苦戦をしたというよりも、ただただアグレッシブさを欠いてた」とGAME1を振り返り、ターンオーバー数が20であった理由だとした。

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試合は、勝利がどちらに転んでもおかしくない展開。
4Q終盤に岡山の小堺翼選手が立て続けに3Pシュートを決め静岡を突き放し、辛くも岡山が勝利を手にした。

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果たして岡山は、GAME2も勝利しB2昇格への道を手繰り寄せることができるのか。
GAME2についても比留木HCは「もっと良いバスケットをしたい。チームとしてデイフェンスをハードにやるべきだとか、自分たちが取り組みたいこと、取り組むべきことを徹底したいと試合の後で選手たちが言ってくれていた。明日は選手をドーンと信じて良いプレーをしてくれるかなと思っている」と明かした。
残念ながら無観客開催ではあるが、GAME2も注目しなければならない。

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最後に、比留木HCは岡山のファンへ向け「トライフープは今年、一つ掲げていたのがハードワーク、そしてチームワークというのをずっとコンセプトとして取り組んできた。タレントは我々よりも良いチームが存在するかもしれない。しかしチームとして戦った時に、我々がどれだけいいバスケットをしているか。
サイズやタレントが勝負を分けるわけではない、時には地味かもしれないがひたむきに目の前のことであったり、チームメイトのために戦っていく姿を見てほしい」と語ってくれた。

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文:木村英里
写真:オガワブンゴ

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