コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大

コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大

 10月16、17日に東地区の強豪アルバルク東京と対戦した信州ブレイブウォリアーズ。開幕節こそ富山グラウジーズ相手に連勝したものの、横浜ビー・コルセアーズ戦に続きA東京にも連敗を喫し4連敗となってしまった。
 GAME2では2Qに得点ペースが上がったA東京に対し勝久マイケルヘッドコーチは「我慢し続けなければいけないところで崩れてしまった。それ以外の30分は戦えていた」と振り返った。「東京のような相手にディフェンスのミスは許されない中、ゲームを通してそういうミスがあった」とも語った。

 また#77岡田侑大も「自由にオフェンスさせてもらえない時間帯もあり、2Qで自滅してしまった。そこでA東京の強さを見せつけられたと思う。我慢ができないチームの若さが出ている」と指摘し、「踏ん張れるチーム」になる必要性を述べた。

コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大

 岡田は今シーズン富山から移籍してきたが、既にチームの中心選手として活躍している。今回、A東京戦では#24田中大貴、#9安藤周人らとマッチアップした。「世界大会に出場している選手のプレッシャーを肌で感じ、これがスタンダードにならないといけない」と感じた。岡田のプレーからは、チームを牽引しようとする責任感やエースとしての自覚が見える。「コーチがボールを託してくれる時間帯が増えてきているので期待に応えたい。苦しい時間こそ自分が仕事をしなければいけないと信州に来て強く思っている」と力強く語った。新たに信州で責任感と覚悟を持って挑む岡田の成長は止まらないだろう。

コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大
コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大
コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大
コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大

 #8西山達哉が開幕直前に左小趾末節骨完全骨折で離脱。苦しい戦いが続くが、前節横浜ビー・コルセアーズ戦GAME1で開始直後に負傷していた#50ウェイン・マーシャルが、A東京戦ではコートに立ちファンを安堵させた。さらに新たに、フィリピン出身で日本国籍を持つ#13マシュー・アキノとの契約を発表した。アキノについて勝久ヘッドコーチは「貴重な日本人ビッグマン」と期待を込め「我々にフィットするインサイドがあると思うし、外からシュートも打てる。気持ちも強く自分より大きい相手でも立ち向かっていってくれるだろう。フィジカルなプレーも嫌がらずに体を張ってくれるはず」と語った。現在はコンディションを整えていて、まだ5対5の練習は参加していないそうだ。勝久ヘッドコーチは「話し方や雰囲気を見て、選手たちと合うと思った」と感じた。アキノが合流しどんなチームケミストリーを生み出すのか楽しみにしたい。
 
 勝久ヘッドコーチは「A東京はディフェンスでも一つ一つすべきことをやり続けて我慢強かった。これがリーグのスタンダードだ。学ぶことが多かった。2連敗は本当に悔しい」と肩を落とした。この対戦からも若いチームは吸収したものは多いだろう。若いからこそ、その分の伸び代は計り知れない。新たな仲間も迎え信州はさらに進化していく。

コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大
コーチがボールを託してくれる、その期待に応えたい 信州ブレイブウォリアーズ 岡田侑大

文:木村英里
写真:オガワブンゴ

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