
「絶対抑えてやろうという気持ちが見えた」川崎ブレイブサンダースらしいディフェンスがチームとしての自信に
前節、佐賀バルーナーズ戦後に、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青が口にした「きつい時にどれだけやれるのか」という言葉。
その問いに対する一つの答えが、年明けに行われたホームゲームで示されたのではないだろうか。
(前節の記事はこちらから)
2026年1月3日4日に、川崎市の東急ドレッセとどろきアリーナで行われたレバンガ北海道との連戦。GAME1は77-83と敗戦。
しかし、GAME2は立て直し79-69と勝利。連敗を3で止めた。
GAME1では、日本代表の富永啓生に31得点を許した。しかし翌日のGAME2では、その富永を6得点に抑え込んだ。
GAME2終了後、勝久ジェフリーヘッドコーチは、手応えをにじませながら試合を振り返った。
「選手たちがディフェンスプランを強度高く遂行してくれました。終始、私たちが目指している、ディフェンスからリズムを作るバスケットができたと思います」

前日のGAME1では、富永やジャリル・オカフォーといった北海道のスコアラー陣に苦しめられた。その反省が、選手たちの意識を変えたという。
「選手たちの中にも、『もっといいディフェンスをしてやり返したい』という気持ちがあったと思います。一つ前のバイウィークに入る時、『ディフェンスをアイデンティティにしよう』と話していましたが、今このタイミングで、ディフェンスから勝利できたことはチームにとっても、選手にとっても大きな自信になったはずです」
嬉しそうに「絶対抑えてやろうという気持ちが見えた」と、笑顔で語る勝久HCの姿が印象的だった。
その姿勢は、対戦相手にも伝わっていた。富永自身も試合後の会見で、「今日はなんとしても勝つんだという気持ちを受け取りました」と語っていた。

この試合後、前節終了後に厳しい言葉を残していた篠山にも話を聞いた。
「少しずつ成長してきた中で、やっと一つの結果として現れたのは良かったと思います。後半の失点は27。チームとしても、すごくステップアップを感じられる20分でした。自分たちがこうやって続けられれば、こういう相手にも勝てるんだと自信にしていけばいいと思います」と語った。
この日は飯田遼が16得点とチームを牽引、今シーズン苦しい時期も打ち続けてきたシュートが実を結んだ。
「得点源が偏っている印象を持たれている中で、飯田、水野幹太、エマニュエル・テリーらの活躍があり、他の選手も繋いで勝つことができた」
そして篠山はこう振り返っていた。
「個人のパフォーマンスには満足していないです。でも、チームで勝てたことが嬉しい」

勝久HCは「川崎らしいディフェンス」と表現していた。前日の反省を生かし、相手のエースにアジャストできたこと。ハードに粘り強く、それぞれのプレーには確かな成長があった。
この後、バイウィークを挟み、1月24日25日にアウェーで秋田ノーザンハピネッツと対戦する。佐賀戦後に投げかけられた問いに対し、まだまだ課題は多い。
「きつい時にどれだけやれるのか」
まずは川崎らしいディフェンスを、スタンダードに。
篠山は試合後、「チームとしての自信につながる勝利」という言葉を何度も口にしていた。


