
この空間でプレーできることはこれ以上ない幸せ アルバルク東京 ザック・バランスキー
10月3日に開幕した「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」。B1リーグのアルバルク東京は、この秋オープンしたTOYOTA ARENA TOKYOをホーム会場としてシーズンを戦い抜く。
昨シーズン、リーグを制した宇都宮ブレックスとの対戦となった第1節。残念ながら3日に行われたGAME1は56-81と大敗。5日に行われたGAME2は64-66と敗戦したものの、最後までもつれる接戦となった。
アルバルク東京のデイニアス・アドマイティスヘッドコーチは、GAME2を終えて「我々は正しいプレーをしたと思います。エネルギー面、フィジカル面では負けませんでした。諦めず最後までプレーしたことは、チームにとってプラスです。怪我人もいて苦しく良くない時間もありましたが、今後も今日のようなプレーをいかに40分間続けられるかだと思います」と総括した。宇都宮を率いるジーコ・コロネルヘッドコーチも「怪我人も多い中、一昨日より縮んだゲーム。いいバスケがアルバルク東京もできたと思います」とコメントしていた。


アドマイティスHCは、GAME1では宇都宮の激しいディフェンスを前にオフェンスが機能しなかったことを挙げ、「ゲームを作ることができなかったが、そこで主導権を狙えるようにテンポを作ることを目指し、今日はできたと思います」と振り返った。GAME2でも勝利は逃してしまったものの、大敗からのステップアップを見ることができた。


「このアリーナを素直に楽しみたい。この空間でプレーできることは選手としてこれ以上ない幸せ」と語っていたアルバルク東京のキャプテン、ザック・バランスキー。「新しいアリーナでも何度か練習や試合を行っていたので難しさはなかったです。ただ、上手くいかない日もあります。どうしたら活躍できるのか、チームのために何ができるのかをもっと自分から見つけないと。選手たちはやることがわかっています。でも今日みたいに崩れかけた時に、もっとまとめないといけないですし自分が崩れてはいけない」と、GAME1終了時に反省していた。


新アリーナでの開幕戦を終えて、ザック・バランスキーは「ファンの声援は素晴らしく、僕たちにしっかり届きました。この満員のアリーナ。会場の雰囲気が素晴らしいだけに、その応援に答えられなかったことが悔しいです。もっと自分たちが良いものを見せないといけないという責任感があります」と前を見据えていた。
来場したファンに話しを聞くと、「どの座席からも試合や映像が見やすく、座席もゆとりがあって心地よかった」「得点やファウル数が常に表示されていて親切」「バスケコート、スポーツバーやルークカフェなどもあり試合以外の時間も飽きない」と好評だった。「チャンピオンシップのような雰囲気が漂っていた」と話す選手もいた。このTOYOTA ARENA TOKYOを舞台に、この先どんなストーリーが紡がれていくのか楽しみにしたい。





