レギュラーシーズンもチャンピオンシップだと思って準備を 島根スサノオマジック 津山尚大
国立代々木競技場第2体育館で、3月2日3日にかけて行われたアルバルク東京(以下・A東京)戦に臨んだ島根スサノオマジック。GAME1は87-79で勝利するもGAME2は80-90で落とし連勝とはならなかった。
GAME1終了後、balltrip MAGAZINEは、#13津山尚大に話を聞いた。
「#3(安藤)誓哉さんや#2ぺリン(ビュフォード)や#4ニック(ケイ)にディフェンスが集中すると思ったので、しっかり1発目からノーマークだったらシュートを打とうと思っていた。ノーマークでなければドライブをしてアタックしようと決めていた。一本目から決まり自分のリズムが掴めた」と振り返った。津山はこの試合、13得点の活躍を見せた。
試合を通しては、「オフェンスよりディフェンスにフォーカスしていて、前からしっかり当たりながらミスなくコミュニケーションを取ることが大事だった。それができた」と充実感のある表情を見せた。
バイウィーク明けの試合だったが、その間に取り組んだ成果があった。
「スリーポイントシュートだけでなく、クローズアウトゲームの時にしっかりアタックしてどういうステップを踏むのか、どういう場面でシュートを打つのか。今日の後半にあった左ドライブからしっかり両足で止まってターンしてニックにパスを出したところ。そういうステップ系の練習の成果が出せた」と手応えを感じていた。
さらにチームとしては、「前節のサンロッカーズ渋谷戦を振り返った。やはり遅いペースではなくディフェンスから速いペースに持っていくことを改めて練習した。今日はフォーメーションから入るのではなく、トランディションから入り、次にセットプレーに入ることを意識し、遂行できた」と語り、チーム個人ともにバイウィーク後の着実なステップアップを示した形となった。
しかし、対するは東地区2位のA東京。島根は西地区3位。各地区の上位チーム同士の対戦、連勝することは容易ではない。
津山は、「この時期からどのチームもチャンピオンシップへ向けて完成度を高めていくと思う。常にレギュラーシーズンをただ消化するのではなく、チャンピオンシップだと思って準備していくことが大事だ」と前を見つめた。島根に移籍後も確かな成長を遂げている津山の言葉には力強さが溢れていた。
この先もチャンピオンシップへ向けて突き進む島根は、次節は6日に松江市総合体育館で富山グラウジーズと対戦する。