[Viewfinder]中野司(北海道)2020年1月15日 B.LEAGUE 2019-20 B1 第17節 A東京 vs 北海道
[Viewfinder]は、フォトグフラファー目線のレポートです。balltrip MAGAZINEのフォトグラファーが取材したゲームで「気づいたこと・感じたこと・注目したこと」を中心に書いていきます。
B.LEAGUE 2019-20 第17節 アルバルク東京 vs レバンガ北海道
このゲームの「Viewfinder」
天皇杯決勝の余韻が漂う中の第17節。
奇しくも決勝で対戦したサンロッカーズ渋谷と川崎ブレイブサンダースに準々決勝で敗退した2チームがアリーナ立川立飛で対戦しました。
僕は、完璧に天皇杯決勝の余韻に浸っていましたが、アリーナに入った瞬間に切り替わりました。
アリーナMCの南隼人さんの声とアリーナ立川立飛の色がそうさせてくれたんですが、音や色の効果ってすごいですね。特に耳からの情報って強力で、向こうの方から南隼人さんの声が聞こえてきて「あ、B.LEAGUEなんだ」とチューニングを合わせてもらいました。
さて、ゲームはというと、1Qこそ接戦でしたが、2QからはA東京のリズムでゲームが進みそのまま決着。A東京が北海道に94-71で勝利しました。
B.LEAGUE 2019-20 第17節
アルバルク東京 94-71 レバンガ北海道
1Q:21-20
2Q:17-6
3Q:26-15
4Q:30-30
北海道の内海HCも「2Qにリズムを持っていかれて、そのままいってしまった」と話されてましたし、実際に現場で見ててもそう感じました。
A東京はというと、新加入した#26津山尚大選手に目を引きつけられましたね。「やってやるぞ」感が体中から飛び散っていて、琉球と福岡で見ていましたが、当時とはひと味もふた味も違った雰囲気を纏ってました。今後に期待ですね!
そんな中、このゲームで注目したのは、#7中野司選手(北海道)です。
#7中野司選手(北海道)
正直、#7中野司選手(北海道)のことは名前だけ知っていて実際のプレーを見たことはありませんでした。
ゲーム前にプレスルームで北海道放送の谷藤博美アナとお話する機会があり、「確実に力をつけてきているルーキーの中野選手に注目しています」とおっしゃっていたので、このゲームはずっと中野選手を見ることにしました。
ルーキーでスタートから出場し、プレータイムもしっかりともらえているという背景からもチームとして期待度の高さは伺えたんですが、はっきりいって1Q~3Qまでは全くインパクトがなく、良い選手と思いましたが「?(ハテナマーク)」がたくさん飛んでました。
ただですね、4Qで中野選手が出てきたときに「空気感」が微妙に変わっているのに気づきました。
「ん!?」という「ちょっとした違和感」のようなものなんですが、気づかれた方っていますかね!?
僕はこの「ちょっとした違和感」にとてもワクワクしたんですが、正解でしたね。あきらかに動きが変化して、ギアが2段ぐらい上がり、キレキレな状態。「最初からやってよ」と思いながら見ていましたが、ハマったときの中野選手は楽しいですね!ぜひともずっとハマってていただきたい!
ということで、この「ちょっとした違和感」の理由を知りたくてインタビューをしてきました。
今後の中野選手に期待してますし、ぜひ最初からギア全開でプレーしていただき、かっこいい写真を撮りたいなと思ってます!
#7中野司選手(北海道)へインタビュー
ーー 4Qに明らかに「空気感」が変わりましたが?
え!?本当ですか?
特に意識していた訳ではないと思うんですけど、無意識だったと思うんですけど、点差がどんどん開いて、やっぱりこのままズルズルいって、アルバルク東京相手に、悪い印象のまま次に引きずるのも嫌だと思っていて、そんな中、3Qに内田(#16内田旦人選手)がここ数試合出ていなかった中で、プレータイムもらって、やっぱり同期としては嬉しい反面、変な話、「俺が出たかった」という気持ちも多少ありましたし、ここ数試合で、僕の方がプレータイムをもらっているので、驕りじゃないですけど、もう一回引き締めてやっていかないなと。プレータイムを約束されているような選手ではないので、気を引き締め直して臨んだところはあります。
ーー 中野選手が自分に点数を付けるとしたら?
個人的には、周りの人からも「いいね」とか、「プレータイムもらえてきてここ最近シュートの精度もあがってきて、得点のアベレージも上がってきているよ」と声を掛けてもらえているので、そういう部分は自分の中でもプラスに考えてて、僕の中で、なんていうんですかね、シューターですけど、意識的なものはディフェンスにフォーカスしているつもりなので、ディフェンスにフォーカスすることでプレータイムをもらえていると思ってます。その中でファールを取られてしまっているというのが自分の中で明確な課題としてあるので、点数をつけるのは難しいですね。。。
ーー ファンからの声は届いてますか?
試合に出てるときはあんまり聞こえないんですけど、SNSだったり、ゲーム後にお手紙をいただいたりすることもあるので、そうやってすごい応援していただいていることってありがたいことですし、ここ数試合はプレータイムが伸びてきてすごい嬉しいっていってくださるファンの方もいるので、自分が評価されているんだなっていう声がモチベーションになってますし、ありがたいことだと思ってます。
チームとしては苦しい状況が続いているんですけど、ルーキーだからといって、付いていくだけではなくて、自分もスタートで使ってもらっているので、試合に勝つのもそうですし、ファンの方も楽しんでいただくのが大事だと思っているので、自分自身エネルギー出して頑張っていこうって思ってます。
選手プロフィール
#7
出身校:関西学院大学
出身地:兵庫県
生年月日:1996年10月28日
身長(cm):185cm
twitter:@tutybaske10
instagram:@no7tsukasa
クラブHP
オガワブンゴ Bungo Ogawa
フォトグラファー
バスケやミュージシャンといった動きのある被写体を主に撮影。Podcastクリエイターとしても活動し、「MOOKSTUDY日本の歴史」はランキング上位に常にいる人気番組。
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●twitter : @ogawabungo
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