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[ERI’S FINDER]最後の最後で勝ち切れた

このコラムは、フリーアナウンサーの木村英里がブレ活(ブレずにサンダースを応援し続けるバスケットボールライフ)を送る中で見つけたこと、感じたことを綴る取材日記です。

目指している場所

この成長速度を保てばたどり着ける

2019年11月9、10日に行われた川崎ブレイブサンダース対三遠ネオフェニックス。
川崎が連勝したものの、課題が残る勝利となりました。

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GAME1は97−80で勝利しましたが、三遠のデビン・イーバンクス選手にはスリーポイントシュート8本中7本成功を許すなど反省も。佐藤賢次HCは「素直に勝ててよかった」とコメントしたものの、イーバンクス選手に36得点も許してしまったことに対して「前半乗せてしまい止まらなくなってしまった」と語っていらっしゃいました。
GAME2では試合後の会見で、佐藤HCはまず「今日は全体に選手のエナジーが足りなかった」と振り返り、「目指しているハードワークさがやりきれなかった。それが点数に現れたかな」とおっしゃっていました。「最後の最後、勝ち切れたことはよかったと思う」と安堵しながらも渋い表情。
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試合後「今日の試合は厳しい戦いで、最後の最後までわからなかった。スティールがしっかり取れて勝てたということが重要だ」と語ったのはジョーダン・ヒース選手。
勝利を決定付けたあのパスカットだけでなく、4Qでスリーポイントシュートを連続で沈めたりチームを救い続けたヒース選手は「連戦は難しい。今日はチームがエナジーが無いように見えたかもしれないが、チームが必要なことをするという自分の仕事をやれてよかったと思う」と冷静にコメントをしてくれました。

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この試合結果を受けてリーグ最高勝率となったことについても伺ってみました。
「チームは今すごく良い状態だと思っている。もっとしっかりとした試合運びをしていれば14勝0敗だったかもしれない。それくらいチームの完成度は高い。この成長速度を保っていければ、自分たちが目指している場所にたどり着けると信じている」
自分の仕事、求められていることをしっかりやるだけと入団会見の時から常におっしゃる一貫した姿勢は献身的なプレーなどからも現れていますよね。
ヒース選手は淡々とお話をされます。その言葉には力強さがあり、きっと優勝に導いてくれる!そんな風に期待をさせてくれるのです。

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強いチームの定義と優勝の可能性

GAME2終了後、ニック・ファジーカス選手にお話を伺いました。

厳しい試合でも勝ち切れたことに対しては「新加入選手も入りコーチングスタッフも変わり、昨シーズンとは自分たちがやりたいバスケットも変わった。チームが変わろうとしている中で機能し勝ち切れたのは良いこと」と振り返っていました。
この日もファジーカス選手は、26得点の活躍でMVPにも選出されていましたが、34分間出場していたのです。長いプレータイムが続くことは大丈夫ですか?と聞いてみると、優しい笑顔と日本語で「ダイジョウブデス!」と答え、「自分がコートにいる時間帯はチームに良い流れができている。自分ができる限り長くコートに立てるのがチームの理想だと思う。W杯もあって、シーズン前に自分のコンディションを整えることができていた。ファンのみなさんは心配かもしれないが、それに対応できるだけのコンディションが作れているから問題ない」と心強い言葉を聞かせてくれました。

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この日も試していたオンザコート3についてファジーカス選手はどのように考えているのでしょうか。
「すごく気に入っている。機能する時もあればしない時もあるが、それでも佐藤HCが一つの武器として使ってくれるので信頼感があると思っているし、挑戦し続けていきたい」
そんな風に語るファジーカス選手は確かな手応えを感じさせながらも、どこか楽しそうにも見えました。

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優勝に飢えた川崎のKING。今シーズンに懸ける思いは人一倍強いはずです。
「(優勝できる)可能性がある。強いチームというのは、どんな相手でもどんな時でも勝つことができるもの。今日もそうだが、勝てたということがチームが強いということの証明になる。チャンスをしっかりものにしたい!」

ERI’S FOCUS

先月、第二子が誕生したファジーカス選手。おめでとうと伝えると、日本語で「ありがとう!大変〜」と少しお茶目に笑っていました。公私ともにとても充実していることが伝わってきますね。
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がんばって!ニックパパ!!

 
 

木村英里 Eri Kimura
バスケの魅力にハマったフリーアナウンサー。テレビ静岡・WOWOWを経て現在はラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。川崎ブレイブサンダースファン。
twitter:@kimuraeri / Instagram:@39elly39

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