長崎ヴェルカ 天皇杯全日本バスケットボール選手権大会2次ラウンドに挑む
2021年9月18日から20日、23日にかけて、第97回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会2次ラウンドが愛知県の蒲郡市民体育センターで行われている(23日は豊田合成記念体育館)。
10月1日に開幕するB3リーグに参入する長崎ヴェルカは19日、東京八王子ビートレインズと対戦した。
13日には、長崎県佐世保市にあるクラブハウス内の体育館でプレシーズンマッチを行い、B2のライジングゼファーフクオカ相手に104-96で勝利している。天皇杯での八王子戦は、そんな長崎にとって公式戦初陣となった。
1Qから長崎は攻守の切り替えの速い試合運びを見せ、終始八王子を圧倒。109-81で記念すべき初陣を白星で飾った。
試合後、#4狩俣昌也、#34ジェフ・ギブスとともにキャプテンを務める#14髙比良寛治は「勝ちはしたものの、悪い流れの時間帯がすごく長かった。ミスを減らしていかないと上のレベルでは勝てない」と反省の弁を述べた。伊藤拓摩GM兼HCは「ライジングゼファーフクオカとのプレシーズンマッチで浮き彫りになったディフェンスの反省点が今日のゲームでは生かされていた」と評価した。ただ高比良は「40分間集中を切らさず全員で戦うことができれば、自分たちの流れでバスケができるようになる」と語り、伊藤GM兼HCも同様の言葉を述べ現状の課題に目を向けていた。
新生のチームに高比良は「モチベーションを上げてくれる選手がたくさんいる。ムードメーカーも多い。雰囲気がガラッと暗くなるというシーンはあまりない」と好印象だ。「チームとしても個人としても成長できているのでシーズンがすごく楽しみ」と笑顔で締めくくった。
次は、トライフープ岡山に勝利したさいたまブロンコスと20日に対戦する。埼玉も同じくB3に所属しているチームとあって、新シーズンを占う意味でも重要な一戦は続く。
「集中できなかった時間帯を減らし、早い段階で自分たちの流れになるよう目の前のゲームに集中していきたい」と高比良は気を引き締めた。
シーズン開幕まであと半月を切っている。長崎の天皇杯での挑戦とどのようなBリーグデビューを果たすのかに注目したい。
■2021年9月20日のゲーム
Aコート
11:00 JR東日本秋田PECKERS(秋田県) vs アルティーリ千葉(B3)
13:00 山口ペイトリオッツ(B3) vs 豊田合成スコーピオンズ(B3)
Bコート
10:30 岩手ビッグブルズ(B3) vs ベルテックス静岡(B3)
13:30 長崎ヴェルカ(B3) vs さいたまブロンコス(B3)
全試合JBA公式YouTubeにてLIVE配信 https://www.youtube.com/c/JBAstream