[Viewfinder]髙木慎哉(東京Z)2020年2月23日 B.LEAGUE 2019-20 B2 第24節 GAME2 東京Z vs 越谷
[Viewfinder]は、フォトグフラファー目線のレポートです。balltrip MAGAZINEのフォトグラファーが取材したゲームで「気づいたこと・感じたこと・注目したこと」を中心に書いていきます。
B.LEAGUE 2019-20 B2 第24節 GAME2 アースフレンズ東京Z vs 越谷アルファーズ
このゲームの「Viewfinder」
B2中地区の5位(越谷)と6位(東京Z)の対戦。ここまで両チーム共に勝ち星に恵まれず、中地区下位に沈んでいる苦しい状況の中、大田区総合体育館には1269人が来場しました。こういったときこそブースターの後押しが効いてきますね。
結果は、噛み合った攻守を見せた東京Zが2連勝!14連敗を食い止めました。年末から立て続けに加入した#2栗原翼選手(2019年12月27日)、#24髙木慎哉選手(2020年1月14日)、#20イシュマイル・レーン選手(2020年1月29日)がしっかりとプレータイムをもらっており、#20レーン選手はすでにチームの中心になってます。
一方、越谷は波に乗れず得点源である#24チャールズ・ヒンクル選手が6得点。ヒンクル選手の得点がチームの勝敗を左右するのでチームとしても個人としても踏ん張りどころですね。
B.LEAGUE 2019-20 B2 第24節 GAME2
アースフレンズ東京Z 70 – 60 越谷アルファーズ
1Q : 9 – 12
2Q : 21 – 11
3Q : 24 – 19
4Q : 16 – 18
現在の東京Zのロスターを見てみると、1997年生まれの選手が5名(#9久岡、#2栗原、#10紺野、#20レーン、#24髙木)。東頭HCは「ポテンシャルズ」と呼んでましたが、今回のViewfinderは、この「ポテンシャルズ」の中から#24髙木慎哉選手に注目しました。
両チームHCの#24髙木慎哉選手(東京Z)への評価
彼は出身地も同じ長野県で、同じ埼玉県の大東文化大学だったりと彼のプレーもこのチーム(東京Z)に加入する前から見ており、その選手にやられるというのは、個人的にも悔しいですし、彼が今日はゲームを決めにいったんじゃないかなって思ってます。数字は誰よりも勝っているというわけではありませんが、新人ながらも「俺がやることはこういうプレーだ」とはっきりプレーしているので、今日の勝利をもぎ取った立役者の一人でもあると思ってます。
大学のリーグで優勝して優秀選手クラスの選手を獲得できたことが我々としては今まで無くて、彼はすごく負けん気も強いですし、自分のやることを、言われたことだけをやるんじゃなくて、自分の良さをガツガツアピールしてくれる。その泥臭さというのをチームに伝えていきたいし、周りに影響されるんじゃなくて「お前が引っ張るんだ」という話はしていて、HCやチームのやろうとしていることを理解したりするところは優れているのかなと思ってます。そういう意味で正直一番放っておいてます。
#24髙木慎哉(東京Z)
大東文化大学から特別指定選手として加入した#24髙木選手。加入のリリースが出た2日後から13ゲーム連続で出場しており、東頭HCの期待の高さが伺えます。また、越谷の青野HCには「手痛いところでシュートを打たれた」と言わしめるほど効果的な働きをしていました。
遠目から放った3pシュートを沈め、アグレッシブなディフェンスを遂行していたりとガツガツプレーをしており、これから場数を重ねながらしっかりとチームにフィットしてくれば得意の3pシュートが面白いように決まり始めるんじゃないでしょうか。
そして、現時点ではまだまだフレッシュな雰囲気が漂う#24髙木選手ですが、コートに立っている時とそうでない時のギャップがとても激しい。これからチームの中心選手になり、同時に人気も出てきそうな予感がします。
#24髙木慎哉選手(東京Z)へインタビュー
ーー 2020年1月14日に契約(特別指定選手)のリリースが出てから今日のゲームまで13ゲーム連続出場中です。
そうですね、「今は試されている」というか、自分が練習で結果を出してきたので、それで使ってもらえているのかなって思ってます。
ーー その中で髙木選手自身の自己評価は?
試合になると、あんまり(ゴールが)入らなくなってしまうときがあるので、もっと安定して決めたいなっていう思いはあります。
ーー 越谷の青野HCが手痛いところで髙木選手にシュートを打たれたと言ってました。
良かったです(笑)。やっぱり、仕事として自分が3pシュートを決めきらないといけないと感じているので、大事な場面でもしっかり決めきるということを意識してやってます。
ーー ちなみに、スヌーピーのタオルを使ってましたが、スヌーピーは好きなんですか!?
うーん、好きですね(笑)。スヌーピーは好きです(笑)
ーー 今後の課題は?
そうですね、やっぱり確率、3pの確率を上げなければいけないですよね。あとディフェンスをもうちょっと、全然チームの流れというか、チームのディフェンスに絡みきれてないので、そこがしっかりできるようになったらチームとしても、自分としても上に行けるんじゃないかなって思ってます。
ーー どんな選手になりたいとかってありますか?
コービー・ブライアント選手が憧れなんですけど、プレー面は当然なんですけど、コービー・ブライアント選手のようなメンタリティーをもった選手になりたいなって思ってます。
ーー 背番号の24はそこから?
そうです(笑)
ーー 髙木選手にとってライバルとかはいますか?
ライバルと言って良いのかわからないですけど、中央大学から島根スサノオマジックに行った#22大﨑翔太選手ですかね(笑)。高校が同じで、シューターというのも一緒なので。けっこう意識しています。
ーー 今シーズンの残りの抱負やこういうプレーを見てほしいという部分はありますか?
あと残りのゲームで「勝ち」が増えるようにやっていきたいです。そして、3pとハッスルプレーをぜひ見てほしいです!
選手プロフィール
#24
出身校:大東文化大学
出身地:長野県
生年月日:1997年9月10日
身長(cm):187cm
twitter:@baske_TS12
instagram:@ts_25_kb
クラブHP
オガワブンゴ Bungo Ogawa
フォトグラファー
バスケやミュージシャンといった動きのある被写体を主に撮影。Podcastクリエイターとしても活動し、「MOOKSTUDY日本の歴史」はランキング上位に常にいる人気番組。
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石河流寧 Rune Ishikawa
フォトグラファー・血液腫瘍内科の看護師
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