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[ERI’S FINDER]スッキリ勝てずとも開幕4連勝!

このコラムは、フリーアナウンサーの木村英里がブレ活(ブレずにサンダースを応援し続けるバスケットボールライフ)を送る中で見つけたこと、感じたことを綴る取材日記です。

長岡遠征取材メモ

試合ができる幸せと感謝

台風19号が直撃した3連休、開催自体も危ぶまれた新潟アルビレックスBB戦。
「全国各地で台風の被害がたくさん出ている中、多くのファンの前で試合ができることに感謝。こういう中で我々には何ができるのか考えよう」と試合に臨んだ両チームでした。
今回の台風で被害に遭われた方々へお見舞いとお悔やみを申し上げます。
川崎市内でも大きな被害が出ています。とどろきアリーナも浸水してしまうほど。
私たちが新潟まで足を運ぶことも困難でしたが、このように色々あった状況の中でも勝ち切った川崎ブレイブサンダースは開幕4連勝を飾りました。
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プレースタイルは崩さない!

GAME1は71−62、GAME2は70−67というスコア。試合後、佐藤賢次HCは「ディフェンスは60点台に抑えることができたので、うちのディフェンスをタフに続けられた」と評価していらっしゃいました。
その一方、GAME2ではターンオーバー21という数字。これに対しては「これから改善が必要」とし、「(GAME1とは違いGAME2では)ボールと人がすごく動いて連動性のあるオフェンスがなかなかできなかった。一つ一つ止まって狙いすぎてしまった」と振り返られました。

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こういった状況の中、そしてアウェーの独特な歓声の中で連勝をするということは容易ではないと思います。その中で、勝ち切る!ということがとても大切で、チームにとっても自信に繋がるはずです。
新しく作り上げているチームでは、どうしてもシーズン当初にはズレなどもありますよね。
連携は、試合を追うごとにもっと取れてくるはず!
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ただどうしても、連戦のGAME2は疲労とどう向き合うのかも課題になります。
佐藤HCにとって、開幕戦は先出し試合だったこともあり中2日という条件だったので、リーグ戦が始まってから2日間の連戦は初めてのことでした。
「40分間、川崎のディフェンスをハードにやり続ける」ことを掲げ「プレースタイルは崩さない!」と、この日も断言された佐藤HC。
2日間ともニック・ファジーカス選手は30分以上コートに立っていました。GAME1では鎌田裕也選手が出場していた時間帯にうまく休むことができましたが、タイムシェアもこの先の大きな課題になるでしょう。
ここから2週間は水曜ゲームも続くハードスケジュールが待っています。確実に疲労との戦いになる、この過密スケジュールをどう戦い抜くのか注目したいと思います。
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大塚選手にインタビュー

GAME2終了後、大塚裕土選手にお話を伺い、GAME1・2ともにスタメン出場、3ポイントを3本ずつ決めるなど勝利に貢献したことを振り返っていただきました。
「開幕戦で自分のパフォーマンスが出せなかったので、しっかりそこは出したいと思っていた」そう語り始めた大塚選手。
GAME1で3ポイントラインから離れた場所からも見事決めていたことについて伺うと、「自分のシュートでチームの雰囲気を持ってくることができたと思う。GAME2でも雰囲気は良くなったかなと思う」と思わず笑みがこぼれていました。
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チームへはどの程度フィットしているのでしょうか。
「少しずつですかね。やりながら、自分が打つべきところなのか、他に打たせるべきところなのか…まだもっともっとできると感じている」とおっしゃっていましたが、これまでにも移籍経験がある大塚選手。
チームに早く馴染みフィットするために「自分のプレーを理解してもらう前に、相手のプレーを理解する方が一番大事」と教えてくれました。
シーズン開幕前に川崎に残っていたメンバーのことは、ハードな練習をこなしてきたこともありかなり理解している様子でした。代表組との連携に関しても「これからどんどん良くなっていく」と力強く語ってくれましたよ。

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これまで苦手と語っていたディフェンスについても「ディフェンスがソフトになってしまうと、4Qの最後に相手が生き生きした状態でプレーしてしまう。ディフェンスを激しくやらないとプレータイムをもらえない。自分が出た時間は、ディフェンスを全力でやろうと臨んでいる」とお話されました。常にハードにディフェンスでも奮起している大塚選手を、みなさんご覧になっていますよね。
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以前、新入団会見の際に北卓也GMは「大塚選手は選手として一番ベテラン。チームを奮い立たせたり、落ち着かせたりしてほしい」と語っていました。
その点についても「チームをどのようにうまく回していくのか、自分も初めて挑戦している。声かけだったりチームの士気が下がらないようにすることが仕事。チームがいい雰囲気になることで勝利が近づいてくるので、模索しながらやっていこうと思う」とお話されていました。大塚選手は、一つ一つの質問に対してとても丁寧に分かりやすくお話してくださいます。

最後に、実際にシーズンが始まってみて、改めて川崎ブレイブサンダースというチームについて聞いてみました。
「佐藤HCは、相手側に立って考えるタイプ。どういうことをしてくるかによってスターターや使い方を考える。そこを出た選手が、しっかり目的を持ってパフォーマンスすれば、非常にいい動きになる。そういったところを続けていきたい!」
新しいチームでの手応えと可能性を強く感じている様子でした。
川崎を大塚選手らしくまとめながら、優勝に向かって挑戦を続けてほしいですね!

ERI’S FOCUS

今節、私の心に残ったのはマティアス・カルファニ選手の活躍です。
GAME2では3本のブロックショットなどチームにエナジーを与えてくれる存在です。
そんなマティアス選手のふと見せる笑顔も素敵。さらに一生懸命で紳士的。もっともっと魅力を探っていきたいですね。
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最後のブロックショットは見事チームの勝利を決定付けました。
カルファニ選手“Gracias”

木村英里 Eri Kimura
バスケの魅力にハマったフリーアナウンサー。テレビ静岡・WOWOWを経て現在はラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。川崎ブレイブサンダースファン。
twitter:@kimuraeri / Instagram:@39elly39

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