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常にチャレンジャー精神で、戦う姿勢を見せないと何も変わらない 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 今村佳太 balltrip MAGAZINE(ボールトリップマガジン)

常にチャレンジャー精神で、戦う姿勢を見せないと何も変わらない 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 今村佳太

11月9日10日にLaLa arena TOKYO-BAYで行われた千葉ジェッツ対名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、GAME1を72-92、GAME2は82-96と名古屋Dは連敗。バイウィークを勝利で迎えることはできなかった。 

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GAME1、出だしから苦しい戦いを強いられた名古屋D。試合を終えたショーン・デニスヘッドコーチは、「厳しい現実を見ました。過去3年間で作り上げてきたものが、今は全く見られません。私たちはポゼッションゲームにプライドを持つことで勝つはずが、それがこの5試合ほど上手くいっておらず、 そのプライドも全く見えていないです」と悔しがった。

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「モチベーションや勝つ気持ちが見られない」と沈んだ表情を浮かべていたショーンHCは、試合後のロッカールームでは「試合後は一言も伝えていません。うちがなぜ細かいことができないのか、どういう細かいことをやらないといけないか、まずはビデオを見て、現実を見てからチームと話すつもりです」と話していた。

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そんな中、今村佳太の復帰は明るい話題だった。プレータイムの制限はあるものの、GAME1は13分32秒、GAME2は16分4秒出場し7得点、久し振りにファンの前でプレーした。
試合を終えた今村に、現在のチームにとって必要なこと、大事なことを聞いた。

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「チームでも常々話していますが、どれだけボールをシェアしながら、人とボールを動かして、 ファーストアクションで終わらずにセカンドアクションでズレを作ってオープンシュートを打てるかが自分たちの形だと思っています。特にビハインドを背負ってしまった時に、なんとかしないといけないとそれぞれの選手の気持ちもあり、少し無理な攻めをしてしまい上手くいかないというパターンもあります。キックアウトしても自分たちのタイミングじゃないシュートを打ってしまうことがスコアがなかなか伸びない要因の1つにもなっていると思います。その部分は今後改善していかないといけない点です」

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ここからリーグはバイウィークに入る。ショーンHCは、「今村が戻ったのでチームに溶け込ませて、ファンが期待するドルフィンズのバスケを作り上げないといけない」と静かに語っていた。

今村に、これからについて問うと、
「僕自身、試合を見ていてもプレーをしていても、戦術戦略以前に、もっと戦う姿勢を見せていかないと何も変わらないと思っています。自分たちが強いと思わずに、常にチャレンジャー精神で相手に立ち向かって、勝ちを奪う気持ちでやることが大事です。ゲームのスタートからそれをやらなきゃいけないと思っています」
そう語りながら前を見据えた。

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ようやくフルメンバーが揃った。GAME2も破れはしたものの、前日とは異なる内容だった。今節感じた千葉Jとの差。名古屋Dのカルチャーやチームバスケの理解を突き詰めたい。それぞれがリーダーシップを発揮し、チームを今一度ひとつにまとめ上げたいところ。名古屋Dがバイウィーク明けにどんな戦いを見せるのか注目したい。

文:木村英里
写真:濱田茉里

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