[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

[ERI’S FINDER]静かな闘志

このコラムは、フリーアナウンサーの木村英里がブレ活(ブレずにサンダースを応援し続けるバスケットボールライフ)を送る中で見つけたこと、感じたことを綴る取材日記です。

前半から爆発!

Rain threes

今シーズン3回目の対戦となった神奈川ダービー、川崎ブレイブサンダース対横浜ビー・コルセアーズを取材。

前半だけで63得点、さらにはスリーポイントは13本中11本が決まり、成功率が84.6%!驚きの数字であり、シュートタッチの良さは素晴らしかったですね。もちろん、それだけ多くのシュートシーンを演出できていたということ。結果として97-70のスコアで川崎が勝利しました。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

「前半の爆発が勝因」
試合後に行われた会見での佐藤賢次HCの第一声。
そして、その引き金となったプレーについて「横浜がオンザコート3になった時に、鎌田裕也選手がコートに出て、リバウンドに絡みダイブしてルーズボールを取りに行ってくれた。そこから一気にうちの流れになった」と振り返られました。
「コートに出た選手が役割を認識してハードワークしてくれることが、今の川崎の強み」と嬉しそうに語っていらっしゃいました。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

勝利を呼び込んだ男

佐藤HCも「勝利した要因」と評価したプレーを見せた鎌田裕也選手に、試合後お話を伺ってきました。
まずはご自身のプレーについて振り返っていただきました。「チームとして流れが良くないところでコートに入った。ハッスルして体を張ってやろうと思っていた。そういう部分はできたかなと思う。(ダイブしたシーンは)無我夢中だった。目の前のボールを取りに行くということはチーム全体でやっていること。しっかりできて良かった」と、チームに見事流れを引き寄せたプレーについてハニカミながら語ってくれました。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

「チームは本当強いですよ。練習からみんな競い合ってやっているので、試合結果にも繋がっている」と鎌田選手が語る通り、チームは8連勝!さらにリーグ全体で1位と好調を維持しています。新加入選手たちが活躍する中、鎌田選手は出場時間を得ることが簡単ではありません。どんな思いで奮闘を続けているのでしょうか。
「練習でアピールして、自分の強みをどんどん試合中に出しプレータイムを勝ち取っていかなくては」そんな風に冷静に前を見据えながら話していた鎌田選手。練習のみならず、少ない出場時間の中でも今日のようなプレーを見せていくことが大切ですよね。
「どんどん積み重ねていかないと。まだまだ試合は続くからしっかりやっていきたい」
鎌田選手の挑戦は続きます。

「外国籍選手のレベルもバスケットIQも高いので、負けられない!」そんな気持ちを胸に日々練習に励んでいるという鎌田選手ですが、来シーズンに向けての熱い思いも聞かせてくれました。
「レギュレーションが変わり、日本人ビッグマンはさらに厳しくなる。外国籍選手もぶっ倒してやろうという気持ちで頑張ります!」
その言葉がとても力強く感じられました。というのも、いつも控えめで静かに語るのが鎌田選手のスタイル。しかし、この時の「頑張ります」にはとても強い思いが込められていたのです。文章でその強さを伝えきれないのがとてももどかしく感じるほど。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

「チームにいい流れが来ている中で、どれだけ自分がもっといい流れにできるかということを意識したい。ディフェンスと体を張った泥臭い仕事をどれだけできるか。それができればチームに貢献できるかなと思う」
この日、チームに勢いをもたらした鎌田選手。きっと、このプレーがさらに鎌田選手自身も勢いづかせると信じています。

ERI’S FOCUS

取材時、鎌田選手が素敵な笑顔を見せてくれました。
1度目は私以外に、もう一人、記者さんが増えた時。その記者さんも、素敵な笑顔でうんうんと頷きながら鎌田選手を見つめていました。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

マティアス・カルファニ記者、鎌田選手の素晴らしいお話は通訳無しで伝わりましたか?笑
それにしても最近、川崎では記者ごっこが流行っているのでしょうか。
日頃、ライバルとして練習中から競争し合っている仲間。でもコートの外では、こんなシーンを度々目にします。チームの雰囲気の良さを感じるとともに、オンオフの切り替えがきちんとできているということも伝わってきますね。
このチームには可能性しか感じないのです。

[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12
[balltrip]ERI'S FINDER_chapter12

そして鎌田選手2度目の笑顔は、取材後にスイーツのお話をした時。
夏頃はタピオカにハマっていた鎌田選手ですが「タピオカに飽きた時には、京はやしやのわらび餅の和ピオカがいいかなって思います」と満面の笑みで教えてくれました。
鎌ちゃんのスイーツ好きなギャップが素敵!これからも練習の疲れをおいしいスイーツで癒して、頑張ってくださいね。

 
文:木村英里
写真:石河流寧
 

木村英里 Eri Kimura
バスケの魅力にハマったフリーアナウンサー。テレビ静岡・WOWOWを経て現在はラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。川崎ブレイブサンダースファン。
twitter:@kimuraeri / Instagram:@39elly39

[balltrip]ERI'S FINDER_banner

川崎ブレイブサンダースのクラブノート


※クラブノートとは、クラブのアカウントを掲載しているページです。

川崎ブレイブサンダースにまつわる記事

[balltrip]tag_川崎ブレイブサンダース

川崎ブレイブサンダースのホーム「とどろきアリーナ」の写真撮影環境




balltrip MAGAZINEのSNS
[balltrip]twitter_@balltripMAG
[balltrip]instagram_@balltripmag
[balltrip]facebook_@balltripMAG
balltrip MAGAZINE Instagram

関連記事一覧