
徳島のバスケットボール、文化を学ぶ
涼しくなってきましたね。
日中、太陽の下だと暑くても日陰や夕方以降は過ごしやすくなってくれて本当に助かります。
まいど!お騒がせしております。
徳島生活4ヶ月目に突入しました、中務です!
まだ3ヶ月しか経っていなかったっけ?!
と思わず呟いてしまうくらい多くの方と場所に巡り合えています。
皆様のおかげです、本当に感謝、感謝の日々です。
中務、徳島のバスケットボール、文化を学びたい!
想像していなかった大きなご縁があり、徳島でプレーをさせていただいています。
地方創生を掲げるBリーグ。
徳島ガンバロウズは2〜3年の短い期間で県民を巻き込み、応援される魅力あるチームへと成長してきました。
華やかな”B”の舞台を演出するためには、全国どこのチームであっても地元バスケットボール協会との連携やサポートは欠かせません。
クラブと協会は、共に地域バスケットボールを盛り上げる協力関係にあります。
1人の選手として「色々教えていただきたいし、何かできることはないか」という思いを率直にぶつけさせていただいたところ、快く協会の方々がインタビューに応えてくださいました!
ということで。
徳島県バスケットボール協会の事務所にお邪魔させていただき、理事会の前に会長の福井秀樹氏や事務局長の三好氏を始め、多くの理事会の方々のお話を伺うことができました。
許可をくださった関係各所の皆様、ありがとうございます。
徳島のバスケ文化を探る
Q.徳島バスケの歴史や今について教えてください。
A.
福井氏:実は徳島には優秀な選手がたくさんいるんです。日本代表としても活躍する西田優大選手(シーホース三河)兄弟や川真田紘也選手(長崎ヴェルカ)が有名ですが、徳島の学生バスケは県立高校が主体なので活躍できる全国レベルのチームが無く、県外の私学に出ていくケースが多いのが現実です。幼少期から(地域チームと共に)育てても受け皿が無いというのが悩みではあります。しかし現実問題として、指導者やクラブチームの数、ひいては活躍する場所も少ないのも事実。
そういった背景があり、兼ねてから「選手として活躍できる場、セカンドキャリアとして活躍できる環境を地元徳島で。プロチームを徳島に作りたい」と、協会若手有志たちが夢を描いていました。そこに経営のプロであるメディアドゥ藤田恭嗣社長のプロバスケチームで地域創生を図りたいとの思いと協会有志の夢が融和し、各スポンサーの協力を経て運営会社「がんばろう徳島」「徳島ガンバロウズ」が誕生しました。協会とガンバロウズが強固な関係を築いている理由はここにあります。
ガンバロウズ誕生により徳島バスケ環境はドラスティックに躍動しました。
徳島県阿波市などを拠点に発足した「RIZINGS徳島」が、2024年1月に行われた京王Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会で全国優勝しました。偶然なのか相乗効果なのか、急に躍動し始めました。
三好氏:ガンバロウズ旋風でしょうか(笑)本当に、急に注目を浴び出しました。

左)三好氏、右)福井氏
Q.実際のところ徳島のバスケ熱をどう感じていますか?
A.
福井氏:人口そのものは少ないですが、競技人数は他スポーツに比べて意外に多いです。男子は野球・サッカーの方が人気で、どうしてもマイナースポーツという印象はあり、Bリーグがどれだけ盛り上がっていようとガンバロウズが出来るまでは別次元の話のようでした。
Q.ガンバロウズが出来て、何が変わりましたか?
A.
福井氏:とにかくメディアへの露出が増えました。Jリーグの徳島ヴォルティスさんと同じようなくらい記事やニュースを目にするようになりました。今回この連載で取り上げてくださるのも有り難いですし、今まで興味や関心を持つことのなかった人達にまで届くようになったことが大きいですね。
“推し活”のような文化も出来つつあり「雰囲気が楽しい」から入って、天気にも左右されず躍動感や選手を身近に感じることもできて、「バスケットボールってこんなに楽しかったんだ!」といった声を聞きますし、バスケ熱の高まりを感じています。


Q.まさにBリーグや徳島ガンバロウズが目指した現象が起こっているのですね
A.
福井氏:「ガンバロウズが趣味」という方同士が出会い、結婚し、ガンバロウズのパートナー企業さんの所で家を建てた!なんて話もあります!まさに相乗効果ですね。
Q.今後のガンバロウズに期待すること
A.
福井氏:野球やサッカーのプロ選手は遠い存在と思っていたのですが、ガンバロウズの選手はファンサービスもよく、「身近な存在」だと感じさせてくれます。ただ、ガンバロウズをご存知ない方がいらっしゃるのも事実で、一部で盛り上がっているようにも感じています。阪神タイガースのように「県民を巻き込んでいくような存在」になってもらいたいです。選手の皆さんは、忙しい上に距離感も難しいと思います。既に十分やってくださっているのですが、どんどんイベント等に参加してライト層や、多くの県民の方々と交流を深めて欲しいですね。
三好氏:またどうしてもガンバロウズのホームゲームと、各カテゴリー(U12〜U18や社会人も含む)の大会・予選の時期が重なってしまい、応援したくても難しいという状況が続いています。シーズン中の大事なお時間を割いてしまう形にはなるのですが、大会の決勝のタイミングで少し顔を出していただきエールを送ってもらえたら。バスケ教室も良いですね。”ふれあい”の機会を探っていただけたらなと思います。
今回、お話を伺って、オフシーズンなどに選手が主体となって企画するバスケットボールのイベントが生まれたら面白いのではと思いました。福井さんから、「こども達だけでなく、コーチ達の交流もあって欲しいです。彼らにとっても非常に刺激と勉強になると思います」とお話をいただきました。微力ながら、ご縁をいただきましたので、中務も尽力したいと感じています。何かできることを探りながら、実現へ向けて一歩ずつ進めていきたいと思います。
改めまして、徳島県バスケットボール協会の皆様、お忙しい中貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました!
アウェイ新潟アルビレックスBB戦とホーム香川ファイブアローズ戦は最初の山場
毎年思うことですが。
一度シーズンが開幕すると、凄まじい勢いで日々が過ぎ去って行く気がします。
もうホームとアウェイが一節ずつ終わってしまいました。
前回の記事にも書きましたが、アウェイ新潟アルビレックスBB戦とホーム香川ファイブアローズ戦は、自分達の現在地を知る良い機会となる最初の山場です。
現在地というのは「自分達が他チームに比べてどれくらい強いか」ではなく、「自分達が目指すべきバスケットボールに対して、どの位置にいるのか」ということです。
そういった意味で、開幕4連勝の内容は非常に収穫あるものだったと思います。
新潟戦の両日とも「どんな試合展開でも勝てるチームでありたいと思う通り、違った勝ち方が出来ている」とベンチ横で一緒に戦いながら感じてました。
日替わりヒーローが現れるチーム
崩れず、逆転勝ちができるチーム
そしてもう、それぞれが次の準備を始める選手達の集まるチーム
最高だと思います!
そして最後になりましたが、新潟アルビレックスBBの皆さん・ファンの方々、お世話になりました。
予想していた通り、アオーレ長岡の雰囲気はもう一つの強敵でした。
素晴らしい試合をありがとうございました!
次はホーム「とくぎんトモニアリーナ」で香川戦!
高校生の頃からの腐れ縁・根來新之助選手との再会も楽しみです。
引き続き徳島ガンバロウズの応援を、よろしくお願いします!